禁煙、がんばってみませんか?
体に影響がある、、とわかっていても、なかなかやめられないタバコ。
実際、当院を受診される患者様の中でも、
「やめられなくて・・・」のお声をたくさん聞きます。
でもやはり、お口の状態は一目瞭然。。
今回は喫煙について、また喫煙のお口の状態への影響について、載せていただきます。
😨なぜ、タバコを吸ってしまう??
タバコを吸うと頭がすっきりする、一服するとリフレッシュできて仕事に取り組める。
とよく聞きますが、それは果たしてこれは本当でしょうか。
喫煙と脳の関係はとても深くつながり、時には高揚感を、時には不安感を持つこともあります。
🚩タバコのニコチンが脳に影響を及ぼす
喫煙は、「百害あって一利なし」といわれるくらい、影響が多いもの。
それは外見や肺だけではなく、脳にも影響があるのです一時的に落ち着く、リラックスできるという勘違いをしてしまいます。
落ち着く、リラックスできるという勘違いをしてしまいます。
しかし、実際はタバコを吸ったときはリラックスしていても、
吸い終わると同時に今度は気持ちの落ち込みや不安感などが出てきます。
🚩タバコによって脳の働きが低下する
α波はリラックスしている時に出てくる脳波。
この状態になると、脳の血流が良くなって思考力もアップするといわれていることから、
頭の回転が良くなると考えられています。
タバコを吸うと、一時的にα波が増えます。
それなら、タバコを吸った方が頭の回転も良くなって仕事効率も良くなるんじゃないか、
と思いますよね。
😢でも実は全く逆です。
タバコを吸った後、数十分でα波は消えてしまいます。
実は、喫煙者は非喫煙者と比べて普段からα波が少ないことが分かっています。
喫煙者がタバコを吸わない状況が長時間続いてイライラしてしまうのは、
α波が足りていないためです。
そこでまたタバコを吸うとα波が増えてリラックスできた気になってしまう。
ニコチン欲求でのイライラとタバコを吸ったときのすっきり感を繰り返すことで、
タバコ=リラックスできるものと脳が学習してしまうのです。
ニコチンを欲するとイライラして頭の回転も悪くなる。
そこでタバコを吸うと、頭がすっきりして仕事がはかどるという間違った認識が植え付けられてしまったために、
タバコが頭の回転をよくするというウワサになってしまったのだと考えられます。
つまり、喫煙者はタバコによって一時的に効率を上げているだけ。
実際に仕事に集中している時はどうでしょうか。
夢中になるとタバコのことは考えずに、気が付くと1時間~2時間経っていたということはありませんか。
集中力や頭の回転にタバコは関係ありません。
むしろ、タバコで離席する時間などトータルで見るとタバコを吸わない方が頭の回転が良いということが言えるのではないでしょうか。
🚩受動喫煙とは非喫煙者がタバコの煙を吸わされること
実は、短時間の受動喫煙でも頭痛、頻脈、皮膚温低下、血圧上昇が起こることが分かっています。
血がかたまりやすくなり、動脈が硬く細くなって、心筋梗塞を起こしやすくなります。
非喫煙者が喫煙室に入ると、目やのどの痛み、息苦しさ、動悸、めまい、頭痛、寒気などの症状が現れます。
🚩親の喫煙の影響はこどもの命とすこやかな発達をむしばむ
こどもは、おなかの中にいる胎児のうちからタバコの影響を受けます。
こどもが欲しいと思った時から、両親だけでなく家族、友人、全員に禁煙を呼びかけましょう。
親の喫煙による低体重出生や気管支喘息などで毎年数十万人のこどもが苦しめられています。
こどもたちは自分の意志で煙から逃げられません。
《こどもたちへの受動喫煙の影響》
自然流産1.1~2.2倍、乳幼児突然死4.7倍、低体重出生1.2~1.6倍、
むし歯2倍、肺炎・気管支炎1.5~2.5倍、気管支喘息1.5倍、
セキ・タン・喘鳴1.5倍、中耳炎1.2~1.6倍、呼吸機能(1秒量)低下、知能低下(IQ 5%低下)
と影響はあるようです。
🦷ここからが本題。。お口への影響はどうでしょうか。
🚩 歯周病菌にかかりやすくする
タバコに含まれるニコチンには、血管収縮作用と免疫機能を下げる作用があります。
血管収縮作用によって血流が悪くなることで、歯ぐきに必要な酸素や栄養素が届かなくなり、
口腔内が歯周病菌の繁殖しやすい環境となります。
さらに免疫機能の低下によって細菌に対する抗体も減少しているので、
歯周病にかかりやすくなるのです。
また、一酸化炭素もニコチンと同様に免疫力を低下させる作用があります。
タールは発がん性があることでも知られていますが、唾液の分泌量を減らしたり、
歯の表面に沈着したりしてステイン(着色)の原因となる特徴があります。
そのため、歯周病を引き起こす原因となる歯垢や歯石がつきやすくなります。
🚩歯周病に気づきにくくする
歯周病の症状の一つである「歯ぐきからの出血」によって、歯周病に気づく人もいます。
しかし、喫煙者の場合はニコチンの「毛細血管収縮作用」で血流が悪くなり、
タールの「抗炎症作用」で炎症が抑えられるため、歯ぐきからの出血や腫れの症状が出にくいです。
歯周病が進行するまで自覚症状の現れない人もいるため、
重症化してから気づくことも少なくありません。
🚩治療に時間がかかるようになる
タバコを吸う人は歯周病になりやすいだけでなく、
タバコを吸わない人よりも治りが遅いと言われています。
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素、タールなどの有害物質によって免疫力の低下、
唾液の減少が引き起こされ、プラークが付着しやすくなる環境にもなるため、
非喫煙者より治りづらくなります。
喫煙を続けている限り、歯ぐきの状態は悪いままとなるので、
治療をしても十分な効果が見込めない場合も多いです。
しっかりと歯周病を治療するには、原因となるタバコを止めることが大切になってくるようです。
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禁煙のメリット
禁煙に遅すぎることはありません。禁煙して20分後には血圧や脈拍が正常に戻り、数日で味覚や嗅覚が改善します。さらに禁煙年数が長くなるにしたがって、虚血性心疾患や肺がんなど様々な病気のリンクが徐々に下がり、10年から15年後にはたばこを吸わない人と同程度のリスクにまで下がります。
また、”ニコチン切れ”によるしんどさがなくなる、たばこ代が節約される、家族と過ごす時間が増えるなど、禁煙によるメリットは計り知れません。