スッキリ、サッパリしているつもり、、でも??
3月までの冷たい空気は何処へやら。。
桜の花も見事に咲いて散ってしまったかと思えば、
暑い!と思える程の日差しになってきましたね。
さて今回は、毎日の歯みがきに欠かせない「歯みがき粉」についてです。
「歯磨き粉は、多めの方が、口の中がスッキリするでしょ♪」
お気持ちは、よ~~く分かります。
マスク生活、長引いてます。
気温が上がり、口元も蒸し暑い。。
少しでも、口の中、スッキリしたいです。
たくさんの量の歯磨き粉を使った方が、よりキレイに磨けるし、
有効成分も効いて、清潔になる気がしますよね。
歯磨き粉に適量の基準があるのをご存知ですか?
歯磨き粉の使用量
*6か月~2歳 ・・・2、3ミリ程度(ほんと、少し、という感覚)
*3歳~5歳 ・・・5ミリ程度(子供用歯ブラシの4分の1くらい)
*6歳~14歳 ・・・1センチ程度
*15歳以上・・・2センチ程度(大人用歯ブラシの半分弱)
実際、ご自身が歯ブラシにのせている量と比べて、どうでしょうか?
たくさんの量の歯磨き粉を使って磨いた方が、より綺麗に磨ける気がしたりしますよね?
お子さんであれば、歯みがき粉のフレーバーが好きで、
たくさん付けてほしいと、おねだりされることも多いかと思います。
でも実は、歯磨き粉には適量の基準というものが存在します。
たくさん歯磨き粉を付けてブラッシングすると、
口の中は泡でいっぱい! 爽快感が口中に広がります。
「う~ん、スッキリする!」
↑ ここが問題なのです。
歯を丁寧にブラッシングできていますか?
泡がいっぱいになって、すぐに水でうがいしていませんか?
歯磨き粉に含まれる発泡剤は、歯磨き粉を口全体に広げてくれる代わりに、汚れのある場所を見つけにくくなってしまいます。
歯磨きができていると錯覚してしまい、歯の汚れを落とせたつもりになっているんですね。
しかし、歯磨き粉には、
歯ブラシだけでは落とせない着色や汚れを落とす歯磨剤や、
むし歯の原因菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進し、歯の表面を強化してくれるフッ素が入っています。
歯磨き粉は適量の基準を目安に使用し、丁寧に歯磨きすることが、
お口の清潔につながるのです。
お口の中を清潔に保つことで、ウィルスからの感染予防の効果も期待できます。
最近では、お口の状態に合わせた様々な、歯磨剤が発売されています。
今のご自身のお口の状態にあった歯磨剤について詳しく知りたい方は、
定期検診(メンテナンスクリーニング)の時にご相談いただくのもオススメです。
今まで使った事のない新たな歯磨き粉に出会えるかもしれませんよ(^ ^)